ビデオエフェクトのシステムへの影響と処理

エフェクト適用後のリアルタイム再生やレンダリングへの影響、また多くのビデオエフェクトに表示される3種類のアイコンにも触れて紹介していきたいと思います。

PremiereProに用意されている膨大なビデオエフェクトを見ると、最初はその数に圧倒されるかもしれません。しかし重要なのは、すべてのエフェクトの機能を記憶することではなく、プロジェクトの中でエフェクトを使用する適切なタイミングを把握することです。ビデオエフェクトは使用することで様々な視覚効果を作成できるだけでなく、カラー補正や手振れ補正などオーディオエフェクト同様に問題解決にも用いられます。

エフェクトパネルの「ビデオエフェクト」ビンを選択、さらに「カラー補正」ビンを選択し開いてみましょう。お気付き通り、いくつかのエフェクトにはアイコンが表示されています。これらは「高速処理エフェクト」「32ビットカラーエフェクト」「YUVエフェクト」を表すアイコンで、それぞれの意味を理解しておくことはスムーズに編集を進める手立てになりますが、それ以前に「レンダリング」についての理解は不可欠です。

シーケンス内のクリップにエフェクトを適用/プレビューする際、即座に再生できることを「リアルタイム再生」といいます。反対にプレビュー時に動画がコマ落ちする場合は、レンダリングを実行することで完全品質の再生が可能になります。レンダリングの仕組みは、水面下で一時的に作成したビデオファイルを代わりに再生することで、オリジナルクリップにエフェクトが適用されたように見せるというものです。

またタイムライン上部に表示されるレンダリングバーは、リアルタイム再生の目安になります。赤・黄・緑という色からも連想しやすいですが、使用するパソコン(システム)の処理速度によっては赤色でもリアルタイム再生が可能な場合もあれば、黄色い部分がコマ落ちする場合もあります。PremiereProでは、Mercury Playback Engine対応のグラフィックカードをインストールすることでパフォーマンスを一気に向上できますが、すべてのビデオエフェクトがリアルタイム再生できるわけではありません。

「高速処理エフェクト」アイコンは、GPU高速処理に対応したエフェクトを表します。プロジェクトのレンダラー項目が「GPU高速処理」に設定されていれば、このアイコンが表示されているエフェクトは、リアルタイム再生が可能かつ高速処理されるため、レンダリングが必要になるのは最終的な書き出し時のみです。

「32ビットカラーエフェクト」アイコンは、高ビット数処理(フロート処理)をサポートしているエフェクトに表示されます。高ビット数のアセットを使用する場合、または複数のエフェクト適用時に最大限の画質を維持したい場合には、高ビット数エフェクトのみを使用する必要があり、これを有効にするにはシーケンス設定ダイヤログ内の「最大ビット数」に、必ずチェックを入れましょう。

「YUVエフェクト」は、画像を輝度と2つの色差信号に分けて処理するエフェクトに表示されるアイコンで、これを使用するとカラーを変えることなくコントラストや露出を簡単に調整できます。このアイコンが表示されていないエフェクトではRGBで処理されるため、カラーや露出の調整精度が低くなります。

エッセンシャルサウンドパネルでの編集方法

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