PremiereProにメディアファイルを取り込む方法は、主に3つです。メディアブラウザーパネルを使う方法、「読み込み」ダイヤログを使う方法、ハードドライブ上のファイルを直接プロジェクトパネルにドラッグアンドドロップする方法です。
メディアブラウザーパネルを使うときは、パネルにマウスポインターを合わせた状態で「@」キーを押して全画面表示にするか、「アセンブリ」ワークスペースを使うと操作しやすいと思います。左側のナビゲーションウィンドウから目的のファイルが入ったフォルダを探しましょう。
いずれかのサムネイルの上にマウスポインターを合わせて左右に動かすと、その動きに合わせてクリップのコンテンツが表示されます。またスクラブ再生には、キーボードの「J」「K」「L」を使います。クリップを選択し、「L」キーを一度押すと再生されます。繰り返し押すと再生速度が上がり、「K」キーで停止します。同じ要領で、「J」キーで映像を巻き戻すことができます。クリップの取り込みは、右クリックから「読み込む」をクリックします。
またデジタルビデオカメラで撮影した複雑な構造のファイルを取り込むような場合でも、その情報がアイコンやメタデータに表示されるため、カメラがソースになっているメディアを取り込む場合にメディアブラウザーパネルを使うと有効です。その他のアセットは、ファイルの場所を把握していることを前提に「読み込み」ダイヤログを使うか、ドライブから直接ドラッグアンドドロップすることで、素早く取り込むことができます。
「読み込み」ダイヤログは、メニューバーの「ファイル」の中にある「読み込み」をクリックすると表示されます。またはプロジェクトパネルの空いている領域をダブルクリックするか、「Ctrl」キーと「I」キーを同時に押して表示させることもできます。
取り込み完了後、分かりにくい名前のクリップは、名前を変更しておくといいでしょう。では、プロジェクトパネル下部の「新規ビン」ボタンから「ビン」を作成し、ハードドライブ上の操作と同じように、ドラッグアンドドロップでクリップを分類します。
最後に、プロジェクトパネル内の表示スタイルを「リスト表示」にし、必要に応じて「ラベルカラー」を変更します。すべての項目に割り当てられているラベルカラーは、タイムラインパネルに配置するクリップの色でもあります。また複数のクリップのラベルカラーをまとめて変更することもでき、右クリックの「ラベル」という項目の中で任意の色を選択します。ちなみに「編集」>「環境設定」>「ラベル」で、ラベルカラーそのものの色を変更することもできます。